子供が料理をする効果
1. 五感を養う
料理をすることで、「味覚」「触覚」「視覚」「聴覚」「嗅覚」が養われます。例えば、下記の項目が当てはまります。
五感 | 例 | |
味覚 | ・味 | ・舌で感じる甘味、酸味、塩味、苦味の他に渋み、涼み、辛み、しびれ |
触覚 | ・食感・歯ごたえ・舌触り | ・ふわふわ、バリバリ、ネバネバ等の歯や舌で感じる食感・堅さや柔らかさ等手で触れる感触 |
視覚 | ・料理の見た目・色・光 | ・食材のかたちや料理の艶や色・盛付けるときの彩り |
聴覚 | ・調理の音 | ・鍋のグツグツした音や肉のジュージューと焼ける音 |
嗅覚 | ・香り | ・甘い香りや香ばしい香り・スパイシーな香り |
感受性が養われ、脳も活性化します。 |
2. 好奇心が育つ
食材から変化していく課程を見ることによって、子供の興味を引くことができます。
切り方や調理の方法、調味料の使い方で、同じ食材でも違う料理を作ることができます。
型で抜いたり、形を変えて見るのも良いでしょう。
3. 自己肯定感を高める
料理を完成させることによって自信になり、「自分ならできる」と強い思いを持てるようになります。
最初はできないことも、繰り返し料理をすることによって上達できるでしょう。諦めないで最後までやり遂げることが大切です。
4. 感謝の心が育つ
食材の下ごしらえから片付けまで、一緒に料理をすることで、感謝の心が育ちます。子供が手間暇かけて作ることから簡単に食べられないことに気づくため、食材や料理を作る人に感謝を感じるでしょう。
「ありがとう」をきちんと言えると、お互い気持ちが良いですね。
5. 親子のコミュニケーションが増える
食材の話や役割分担など料理に関することや、幼稚園や学校での様子を聞き、会話を楽しみましょう。
子供の「なぜなんだろう?どうして?」の疑問も会話を楽しむための潤滑油になります。一緒に調べながらお話しをするのも良いですね。
6. 子供が自炊できるようになる
大人になった時に自分で料理を作れるようにする自炊準備にもなります。
何もできずに一人暮らしを始めたら、食事が疎かになりがちになり、体調が崩れてしまいます。毎日でなくとも自炊することによって、健康的になり経済的にも良いですね。
安全に行うコツと注意点
子供用の調理器具を揃える
安全に料理をしてもらうために、子供用の調理器具を揃えましょう。下記項目の調理に必要な道具があれば安心できます。
・エプロン
・三角巾またはバンダナ
・包丁などの
・踏み台
・ふきん
子ども用の調理器具はやはり安全面にも配慮されているため、その分危険性も少なからず削減されるため、ぜひ揃えておくと良いでしょう。
始める前に約束事を決める
料理を始める前に子供と約束を決めてから調理を始めることが重要です。例えば、下記のルールを決めておくと料理でのトラブルを防げるでしょう。
1.刃物や火を使うので、ふざけたりしないしないことを守りましょう。
2.食材を触った手は、バイ菌、細菌が付いているので、きちんと手を洗いましょう。
3.勝手にやらないこと、お話しをきちんと聞きましょう。
約束を守らないと危険なので、守れない場合は、料理の途中で止めるお話しをしてください。それでも守れない場合は安全第一のために料理を止めましょう。
身支度と準備
料理で汚れてしまったり、衛生的に調理したりするために身支度を整えましょう。主に下記の身支度を整えて、調理の準備を行ってください。
・動きやすい服装を選ぶ
・エプロンを着用して袖はまくる
・長い髪は一つにまとめ、髪の短い子も三角巾やバンダナで止める
・手指は石鹸でしっかり洗い、清潔なタオルで手を拭く
・使わない物は片付けておきます。
。
包丁など刃物は触ると怪我をするので、子供は何でも興味を持ってしまうため、片付けておくことが大切です。
簡単なお手伝い
キャベツやレタスをちぎる。
タマネギの皮をむく。
調味料を入れる。
計量スプーンで計り、別の容器にそれぞれ入れたり、加えるのをお願いする。
材料を入れて混ぜる。
卵を割る際に、大人がある程度割って最後に入れるときに子供にお願いする。
ホットプレートで調理する。
少しずつできるようになります。簡単なことから始めましょう。
いきなり難しいことから始めるのではなく、少しずつできることを増やしていくと興味を持って継続して続けられます。
まとめ
今回の記事は、子供が安全に料理を行うための注意点と料理をすることによって子供にどのような効果が得られるかを紹介いたしました。
繰り返すことによってどんどんできるようになっていきます。ぜひ最初の一歩を踏み出しませんか?
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